水漏れかもと思ったら水道メーターを確認しよう!確認方法を解説!
水漏れの疑いがある場合、まずは水道メーターを確認することが大切です。知らないうちに水が漏れていると、水道料金が高額になるだけでなく、大きな損害を招く可能性もあります。そこで本記事では、水道メーターの確認方法について解説し、早期発見と対処法についてのポイントをお伝えします。
水漏れを放置するとどうなる?
水漏れを放置すると、さまざまな問題が発生します。以下で、主なケースをみていきましょう。
水道料金の増加
まず、水道料金の増加がもっとも大きな問題です。水が漏れていると、使用していないにもかかわらず大量の水が無駄に流れてしまい、その分の料金が請求されます。これにより、通常よりも高額な水道料金を支払わなければならなくなるので注意が必要です。
建物に深刻な被害を及ぼす
さらに、建物や家屋自体にも深刻な被害を及ぼします。水漏れが続くと、壁や床、天井などの建材が水を吸収し、腐食やカビの原因となるのです。とくに木造の建物では、木材が腐食することで構造的な強度が低下し、安全性が損なわれる恐れがあります。また、カビの発生は健康にも悪影響を及ぼし、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
電気設備に悪影響を及ぼす
電気設備にも悪影響を及ぼすことがあります。水が電気回路や配線に浸入すると、ショートや火災のリスクが高まります。これにより、修理費用が増加するだけでなく、最悪の場合は命に関わる危険性もあるのです。
近隣に迷惑をかける
水漏れを放置すると社会的な信用や関係性にも影響を与える可能性があります。たとえば、集合住宅で水漏れを放置していた場合、ほかの住民に迷惑をかけることになりますし、賃貸物件で水漏れを放置すると、借主との信頼関係が損なわれることも考えられるでしょう。
水道メーターを確認して水漏れしているか確認しよう
上記でお伝えしたように、もし水漏れしているかもと思ったら放置せず、すぐに確認することが大切です。水道メーターを確認する方法がもっとも簡単なので手順をみていきましょう。
ステップ1:水道メーターの場所を確認する
まず、水道メーターの設置場所を確認しましょう。一般的に水道メーターは、戸建てであれば玄関近くの屋外にあり、マンションやアパートであればメーターボックスのなかにあることがほとんどです。もし、場所がわからない場合は、地域の水道局や管理会社に問い合わせてみましょう。
ステップ2:使用している水をすべて止める
次に、家庭内で使用しているすべての水を止めます。具体的には、蛇口やシャワー、洗濯機、食洗機など、水を使用するすべての機器の使用を一時的に中断。これにより、家全体で水の使用が完全に停止した状態を作ります。トイレのタンクが自動的に補充される場合もあるため、念のためトイレの使用も避けるようにしましょう。
ステップ3:水道メーターのパイロットを確認する
水道メーターの蓋を開け、なかにあるパイロット(小さな回転するディスクや針)を確認します。このパイロットは、非常に少量の水流でも反応するように設計されており、水が流れているときに動きます。パイロットの形状はメーターの種類によって異なりますが、多くの場合、小さな星形や円形のディスクが見られます。
ステップ4:パイロットが動いている場合は水漏れが発生している
すべての水の使用を止めた状態でパイロットを観察し、もしパイロットが動いている場合は、どこかで水漏れが発生している可能性が高いです。パイロットが動いていることは、目に見えない場所で水が流れている証拠となります。
水漏れ箇所を特定し修理業者に連絡を!
水道メーターから水漏れが発生していることを確認したら、水漏れ箇所を特定しましょう。そして、修理業者に連絡し修理を依頼することが大切です。
水漏れ箇所の特定
まずは、水漏れが発生している箇所を特定します。水が漏れている場所や、水の滲みやシミが見られる場所を探しましょう。壁や床、天井などに水滴がついている場合は、そこが漏れの原因となっている可能性が高いです。また、水を止めているにも関わらずポタポタと音がしている箇所があれば重点的にチェックしてください。
修理業者に連絡する
水漏れ箇所の特定ができたら、水漏れ修理業者に連絡して修理を依頼します。地域によっては、24時間対応の緊急修理業者もありますので、可能な限り早急に連絡するようにしましょう。修理業者には、水漏れの状況や特定した箇所、家の詳細などを正確に伝えてください。もし、水漏れ箇所が特定できていなくても水漏れ修理業者に相談することをおすすめします。
待機中の対処法
修理業者に修理作業を依頼したら、修理を待つ間に被害を最小限に抑えるための対処をおこないます。これには、水を拭き取ったり、水を吸い取るためのモップやタオルを用意したりすることが含まれます。また、漏れた水が電気設備に影響を与える可能性がある場合は、電気系統の安全を確保するために家電を移動したり、通電させないようにしてください。
まとめ
水漏れを放置すると、高額な水道料金や建物の損傷、さらには健康リスクまで引き起こす可能性があります。そのため、水漏れの疑いがあれば、まずは水道メーターを確認し、水漏れを早期に発見しましょう。そして、水漏れ箇所を特定したら、迅速に修理業者に連絡して修理を依頼することが重要です。早めの対応が被害を最小限に抑え、安全かつ快適な生活を維持するための鍵となります。